カンボジアの非銀行金融サービス機構(NBFSA)は、今後10年間で証券市場を発展させるための計画「証券セクター発展戦略2025-2035(マスタープラン)」の草案を承認しました。
これは7月11日に行われた会議で、副首相でもあるアウン・ポーンモニロット氏の主導のもと、関係省庁や専門家が集まり議論した結果です。
このマスタープランは、証券市場をより強く・広くしていくための長期的な道筋を示すもので、主に以下のような内容が盛り込まれています:
- 金融テクノロジー(フィンテック)の導入
- 環境や社会に配慮した「持続可能な金融」の促進
- 投資のルールや仕組みの整備
- 関係機関の協力体制の強化
この計画は、国の「ペンタゴン戦略」や「金融発展戦略」「デジタル経済政策」など、他の重要な国家政策とも連携して作られており、2030年や2050年に向けたカンボジア政府の目標達成にも貢献することが期待されています。
カンボジア証券取引所(CSX)は2012年に始まり、今では25社が上場しています(11社が株式、14社が債券)。
また、政府は55%、韓国の証券取引所が45%を出資して運営しています。
2024年4月時点で、証券市場を通じて約5億5,000万ドルが企業により調達され、工場建設や設備投資、事業の運営資金などに使われています。
今回のマスタープランによって、より多くの企業や投資家が参加しやすくなり、証券市場が活性化することで、カンボジア経済全体の発展につながることが期待されています。
6年近くカンボジア証券についての情報を追ってきていますが、急速に成長しているという感覚はまだありません。
一方でスローペースではありますが、少しずつ拡大していることに間違いはないと思います。
このような黎明期のタイミングで参加することによって近い将来大きな利益を得ることができるのか?それとも、カンボジア証券市場の拡大は遠い未来の話なのか?
このマスタープランに期待しましょう!!
それではまた!!
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501716402/draft-securities-development-masterplan-2025-2035-approved/