フン・マネット首相によると、衣料品の輸出は2000年には輸出総額の91%を占めていたが、2022年には62%に低下し、非衣料品の輸出シェアはこの22年で9%から38%に増加したとのことです。
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非衣料品製造業の総輸出に占める割合が著しく増加したことは、産業の多様化を生み出して、現在のカンボジア経済において重要な役割を果たしています。
産業・科学技術・イノベーション省のヘン・ソクン国務長官は「2015年から2025年のカンボジア産業開発政策により、生産チェーンにおけるテクノロジーへの投資が促進され、非衣料品製造製品の輸出が即座に増加しました」と述べています。
実際にこれまで衣料品輸出中心だったカンボジアですが、近年、電子部品、自転車、自動車部品、家具、皮革、プラスチック、その他の工業製品を含む、衣料品以外の幅広い製品を輸出しています。
また、これらの非衣料品は主に経済特区内の工場で生産されていて、主な市場は、EU、米国、日本、韓国、タイです。
最近は車両組立や電子部品など非衣料品製造部門への投資を集めていることからも、現在のカンボジアは軽工業中心からの転換期にあると思います!!
世界経済情勢の影響を受けて、カンボジアにとって最大の輸出国である米国への衣料品輸出が長いこと減少傾向にあります。
今後の課題として、輸出品の多様化だけでなく、輸出先の多様化も挙げられると思いますのでこれからの政府の動向に注目です。
それではまた!!