カンボジアは昨年、道路網を約300キロメートル拡張し、総延長は20,307キロメートルを超えました。
これは過去最高の記録であり、国内のインフラ整備が進んでいることを示しています。
この大規模な道路拡張は「包括的複合輸送・物流システム(CITLS)マスタープラン2023~2033」の一環で、経済成長を促し、移動を便利にし、国民の生活を向上させることを目的としています。
公共事業運輸省(MPWT)によると、主要な国道、省道、地方道で多くの改良が行われました。
現在、カンボジアには総延長322キロメートルの2本の高速道路があります。
その一つは、プノンペンとシハヌークビル港を結ぶ190キロメートルの高速道路(総工費20億ドル)で、もう一つはプノンペンとベトナム国境のバベットを結ぶ135キロメートルの高速道路(総工費17億ドル)で、こちらは建設中です。
さらに、プノンペンと観光地シェムリアップ、タイ国境ポイペトを結ぶ3本目の高速道路(25億ドル)も計画されています。
カンボジア政府は総額366億ドルを投じて道路インフラを拡充し、9本の高速道路と85本の国道・州道を建設予定で、総費用は136億ドルです。
これにより移動時間の短縮や物流の効率化が期待され、経済活動の活性化につながります。
MPWTは、高速道路整備が大量交通に対応し、地域統合を強化すると強調し、国道や州道の改良によって農村部のアクセスが向上し、地域格差の解消に貢献するとしています。
政府は、このインフラ整備を迅速に進め、カンボジアの交通網を変革し、経済成長をさらに促進することを目指しています。
CITLSマスタープランは、農村部の生活水準向上にも寄与すると考えられています。
カンボジア政府は、2033年までに地域の交通・物流の中心地となることを目標とし、効果的な計画と協力体制を進めています。
この計画は「ビジョン2050」の一部で、2029年に後発開発途上国から脱却し、2030年までに上位中所得国、2050年までに高所得国となることを目指しています。
カンボジアは道路インフラの発展を通じ、持続可能な経済成長と国民の生活向上を目指しており、今後もさらなる発展が期待されます。
インフラ開発はカンボジア経済成長の要です!!
道路、運河、鉄道、港、空港が急速に整備、アップグレードされているので、今後のカンボジアには注目です!!
それではまた!!
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501631640/cambodia-hits-milestone-in-road-network-expansion/
【カンボジア経済】道路網が過去最高記録を更新!!道路インフラ拡充と経済成長への影響
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