カンボジア政府は、国家歳入をさらに強化するため、2026年度の国家予算を約32.7兆リエル(約81億米ドル)へ増額する方針を発表しました。
これは、アウン・ポーンモニロット副首相兼経済財務大臣が、マクロ経済政策と公共財政管理に関するワークショップで明らかにしたものです。
政府は、この増額によって国家歳入をGDP比14.56%まで引き上げ、財政の健全性と持続可能な成長基盤の構築を目指しています。
2026年の予算案は、好調な経済成長を維持する政府の姿勢を反映しており、歳入は81億米ドル、歳出は40.9兆リエル(約101億米ドル)と見込まれています。
歳出は前年比7.8%の増加となり、そのうち27.3兆リエル(約68億米ドル)が当期の政府支出に割り当てられます。
また、この支出額は2026年の借入限度額の12.59%に相当します。
政府は2026年に向け、2025年からさらに歳入・歳出を拡大し、経済の成長力を強める方向へ舵を切っています。
経済見通しでは、2025年の成長率5.2%に続き、2026年は約5.0%の成長が予測されています。
さらに、一人当たりGDPも2025年の2,858米ドルから、2026年には3,020米ドルへと伸びる見込みです。
これらの計画は、カンボジアが経済運営の課題を乗り越え、持続可能な発展を進めるための政府の明確な戦略を示しています。
プリンスグループ事件や国境紛争再開など、1つ課題が解決するとまた次の課題がどんどん出てきている状態ですね。
この辺りで悪いものは全て出し切って、5年〜10年後の経済発展に向けて立て直していって欲しいですね。
それではまた!!
参考記事:https://construction-property.com/cambodian-government-plans-significant-budget-increase-for-2026/
【カンボジア経済】経済成長を見据えた2026年度予算案:一人当たりGDPも3,020ドルへ上昇見込み
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