カンボジアではデジタル化が進んでいますが、調査サイトEngagement Labs(EL)の新しいレポートによると、消費者の購入意思決定には「口コミ」が依然として最も重要だと述べています。
ELレポートによると、口コミは電子メール、テキスト、ソーシャルメディアを通じて増えてはいますが、特にBtoCビジネスにおいては依然として対面の口コミが大部分(66%)を占めていると述べています。
日本では食べログに代表される口コミのプラットフォームが多数ありますが、カンボジアにはそういった類のものがあまり存在していないようです。
僕がカンボジアで生活していて感じたことは、現地の方がオンラインで商品購入する場合の入り口はほとんどFacebookからです。
また、Facebookのグループ機能が口コミサイトの役割を果たしていると記事では述べられています。
カンボジアで生活している人はわかると思いますが、現地ではオンライン=Facebookという考えが強いです。
現地企業に勤めていた時、何か調べ物を頼むと皆が最初に利用するのはGoogleではなくFacebookでした。
これはWEBページにカンボジア語の情報が極端に少ないことが原因だと思います。
英語が流暢な社員はGoogleを使う場合もありますが、ローカルでは英語が読める人は多くありません。
Facebookでも情報検索はできますがGoogleほど情報があるわけでもなく、あくまでSNSとしての利用がメインだと思います。
なので依然としてカンボジアでは商品やサービスの情報をWEBで検索するよりも、対面口コミで収集する方が信頼度が高いのだと思います。
カンボジアはこれから若い世代が台頭してくるので、口コミに依存している状態は近いうちに終わりを迎えるとは思いますが、口コミの力が強いということを頭に入れてマーケティングすることが今のカンボジアビジネスでは重要だということですね!!
それではまた!!