【カンボジア観光】2025年1月から電子ビザ料金を引き下げへ

カンボジア王国政府（RGC）は、2025年1月1日より観光客やビジネス旅行者、一般国民向けの電子ビザ（eビザ）の料金を引き下げることを発表しました。
RGCのプレスリリースによれば、関係省庁や機関に対し、電子ビザと電子到着ビザの発行手続きを強化し、利用しやすくするよう指示が出されました。


この変更により、観光ビザ（T）のeビザ料金は36ドルから30ドルに、一般ビザ（E）のeビザ料金は42ドルから35ドルに値下げされます。
これらの改定は2025年1月1日から適用されるとのことです。


観光省の広報担当者であるトブ・ソペック氏は、「観光省はフオット・ハク大臣のリーダーシップの下、カンボジアへの観光客誘致に全力を注いでいます。
2024年には670万人の外国人観光客を迎えることを目指しています」と述べました。
また、今回のeビザ料金の引き下げは、観光客にとっての利便性を高めることを目的としており、カンボジア政府が観光部門を優先事項としていることを示しています。


カンボジアは、世界文化遺産として登録されているシェムリアップ州のアンコール遺跡群、プレアビヒア州のプレアビヒア寺院やコーケー寺院、コンポントム州のサンポー・プレイ・クック遺跡など、多くの観光地で知られています。
さらに、南西部の4つの州（プレア・シハヌーク、カンポット、ケップ、ココン）には450キロメートルに及ぶ手つかずの海岸線が広がっています。


また、観光客の数は2024年に大きく増加しました。
カンボジア観光省によると、2024年の最初の11か月間で、前年より22％増加となる600万人の外国人観光客を迎えました。
そのうち約215万人が空路を利用し、外国人観光客全体の35.9％を占めました。残りは陸路や水路を経由して到着しています。


最大の観光客送り出し国はタイで、約191万人が訪れましたが、前年比15.4％の減少となりました。
一方で、ベトナムからの観光客は約120万人、中国からは76万9,775人が訪れ、それぞれ前年比30.8％、54.5％の増加となりました。


観光部門はカンボジア経済の主要な成長エンジンの一つとされています。
カンボジア国立銀行の報告書によると、観光部門が2024年の経済成長を牽引する重要な要因となっています。
観光客数の増加とeビザ料金の引き下げは外国人にとって嬉しいことですが、個人的には観光ビザは廃止した方が大きな経済効果が得られるのでは？と思っています。
この料金引き下げがきっかけで、廃止への流れに向かって欲しいものです。


それではまた！！


参考記事：https://www.khmertimeskh.com/501615823/cambodia-reduces-e-visa-fees-for-tourists/