カンボジア証券取引規制局(SERC)の副局長であるヴィン・ピアクディ氏は、10月13日にプノンペンで開催された会議で、デジタル資産および暗号資産の運用監督に関する新たな共同ガイドラインの策定について議論を主宰しました。
この会議には、SERCのほか、カンボジア国立銀行(NBC)やカンボジア金融情報ユニット(CFIU)の代表者も参加し、対面およびオンラインのハイブリッド形式で行われました。
今回の会議の目的は、カンボジアにおけるデジタル資産や暗号通貨の取引・運用を安全かつ透明に行うための統一的なルールづくりを進めることです。
特に、これらの新しい金融技術が急速に発展する中で、投資家保護やマネーロンダリング防止の観点からも、明確な監督体制を整える必要性が高まっています。
会議では、英国を拠点とするリーガルテクノロジー企業「D2 Legal Technology」の専門家であるクレア・ジェランド氏とジェイソン・デ・ミンク氏が登壇し、国際的な規制動向や法的枠組みの整備に関する見解を共有しました。
両氏は、デジタル資産市場の成長を支えるためには、技術革新を妨げないバランスの取れたルールづくりが重要であると強調しました。
カンボジア当局は、こうした国際的な知見を取り入れつつ、自国の金融システムに適したガイドラインの策定を進める方針です。
今回の取り組みは、国内の金融市場の信頼性向上とともに、将来的なデジタル経済の発展に向けた重要な一歩となると期待されています。
ガイドラインが策定されることで規制緩和に繋がっていくと思います。
特に重要なのが「技術革新を妨げないバランスの取れたルールづくり」だと思います。
ここ数年で少しずつ規制緩和に向かっているのは間違いないので、今後の進展が楽しみです。
現在のカンボジアでの仮想通貨(暗号資産)についての規制をまとめた記事がありますので、ぜひ確認してみてください!!
それではまた!!
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501772275/serc-discusses-guidelines-for-digital-crypto-assets-in-cambodia/