カンボジア南部の港湾都市シアヌークビルで、新しい投資プロジェクトが次々と動き出しています。
シアヌークビル投資促進チームは、総額およそ2億5,700万米ドルにのぼる17件の新規投資や事業計画に特別優遇措置を与えると発表しました。
内容は、長い間放置されていた建物に関する6件と、農業観光リゾートや家具製造、教育機関、病院、さらには太陽光発電所などの新規事業11件です。
これらの取り組みで約1,780人の雇用が生まれると見込まれており、地域経済の活性化に直結する大きな動きだと感じます。
シアヌークビルというと、これまでカジノや不動産開発が急増したイメージが強く、バブル的な成長を懸念する声もありました。
しかし今回の投資対象は観光や製造、教育や医療、そして再生可能エネルギーと、多様で持続可能性を意識した内容になっている点は大きな改善だと感じます。
地域住民にとっても雇用の場が広がり、単なる観光都市から、よりバランスの取れた都市発展につながるのではないでしょうか。
さらに、この投資促進チームは手続きの簡素化や問題解決のサポートにも力を入れており、企業側が安心して投資できる環境づくりを進めています。
2024年から2025年8月までには、なんと375件ものプロジェクトに対し優遇措置を予定しており、総額約79億ドル、雇用規模は5万6,700人にも及ぶ計画のようです。
もちろん実際にどこまで計画が実現するかは課題ですが、シハヌークビルが「投資の街」として確実に存在感を高めているのは事実です。
今後は観光だけでなく、教育や医療、環境エネルギーといった分野が育っていけば、より安心して暮らせる街になり、国内外の人々にとって魅力ある場所へと成長していくのではないかと期待してしまいます。
それではまた!!
参考記事:https://construction-property.com/sihanoukville-attracts-major-investments-with-new-incentives/