カンボジアは、道路や橋などの重要なインフラ整備を支援するため、新たに「インフラ債務証券(インフラ債)」の発行を開始しました。
これにより、公的・民間企業が長期資金を証券市場を通じて調達できるようになり、国家経済の強化と持続的な発展が期待されています。
正式な発表は、7月22日にプノンペンのハイアットリージェンシーで開催されたワークショップで行われ、「インフラ債証券に関する省令と適格資産ガイドライン」が紹介されました。
この制度はカンボジア証券取引規制当局(SERC)が策定し、オーストラリア政府がCAPREDを通じて支援しています。
SERC事務局長のスー・ソチェア氏は、インフラ整備は経済の成長と回復力を高める鍵であり、インフラ債の導入は持続可能な資金調達の選択肢を広げるものだと語りました。
また、この仕組みにより、環境に配慮したプロジェクトや優先分野への資金提供が促進されることも期待されています。
政府の「国家インフラマスタープラン(2023~2033年)」では、総額360億米ドルの資金が必要とされており、今回の制度導入によって、国内外の投資家がカンボジア証券市場を通じてインフラ開発に貢献できる道が開かれました。
省令は7章25条から成り、発行条件、手続き、発行者の義務などが明確に規定されています。ガイドラインでは、資金調達の対象となるインフラ分野も詳しく定められています。
2022年の初の国債発行以来、政府の国債発行による累計調達額は1億8,000万ドル以上にのぼり、民間企業による社債発行は3億6,800万ドルを超えています。
これは資本市場への信頼が高まっているということに繋がりそうでうね!!
対外債務への依存を少なくするためにも国債発行によって自国で資金調達できる環境をさらに整備していって欲しいですね!!
それではまた!!
参考記事:https://construction-property.com/cambodia-launches-offering-of-infrastructure-debt-securities/
【カンボジア経済】経済成長を支える新制度!!カンボジア初のインフラ債が始動

記事内に広告が含まれています。