カンボジア政府は、アセアン地域内においてカンボジアの投資拠点化を目指し、全国的なインフラと物流システムの近代化とアップグレードを目的とした「包括的複合輸送マスタープラン(CIT-MP)」を立ち上げたのは記憶に新しいと思います。
この取り組みがカンボジア経済にとってどのような影響をもたらすかについての考察がクメールタイムズに掲載されていましたので、ポイントを絞ってまとめていきたいと思います。
今後のカンボジア経済を語る上でとても大切な計画なので、ぜひ時間がある方は原文も読んでみてください。
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CIT-MPの概要
主なプロジェクト
CIP-MPの目標
投資の重要性と影響
資金調達方法
主要投資国と地政学的考慮
課題とリスク
政府の決意と将来展望
今後の課題についてフォーカスすると、中国に頼りすぎるインフラ開発には注意が必要で、過度の依存は、特に米国やEUとの伝統的な貿易関係から遠ざかることにつながる可能性があるとされています。
そのことからも、貿易と投資のパートナーシップを多様化することは、特定の国への依存を減らすことでカンボジアに利益をもたらすとされています。
また、カンボジアはASEAN諸国や中国との貿易では貿易赤字となっているが、米国やEUなどの西側市場との取引では貿易黒字となっていて、この貿易黒字は経済にとって大きな利益であり、貿易の観点からカンボジアは中国と米国とバランスを取り、両国の輸出市場から孤立しないようにする必要がある指摘されています。
現時点では物流コストが高いカンボジアですが、インフラが整備されていくにつれて物流コストが低くなり、さらに、人材と技能開発に力を入れていけばカンボジア経済はさらなる成長を遂げると思います。
先ずはこの先5年間で急激に変化していくと思うので、今後のカンボジア生活が楽しみです!!
それではまた!!