カンボジアでは近年、国民の間でファミリーカーの需要が高まっており、2025年第1四半期の自動車輸入額は前年同期比で51%増加し、約5億5,400万ドルに達しました。
これは、昨年の約3億6,600万ドルから大きく伸びた形です。
ただし、輸入車における新車と中古車の割合については、公開されていないうようです。
4月下旬にタケオ州で開催された国道31号線・33号線・41号線の開通式で、フン・マネット首相は「国民によるファミリーカーの購入が近年大幅に増加している」と述べ、個人用車両への需要が急速に高まっていることに言及しました。
首相はまた、このような成長を支えるために、政府が交通インフラや物流システムの整備に力を入れていることを強調し、これが観光業や全体の社会経済発展にもつながると述べました。
こうした自動車輸入の増加は、カンボジア国民の生活水準の向上やライフスタイルの変化を反映していると考えられます。
現在カンボジア国内には、フォード、トヨタ、ヒュンダイ、いすゞなど多くの自動車メーカーの組立工場が進出しています。
中でも中国のEVメーカーであるBYDは、プレア・シハヌーク州の経済特区に工場を建設中です。
こうした動きは、カンボジアの有利な税制や熟練労働者の増加といった、投資環境の魅力によるものです。
政府は、カンボジアを地域の自動車産業の中心地へと発展させるというビジョンを掲げており、将来的には自動車部品や電子部品の輸出拠点となることを目指しています。
これは同国の経済や社会全体に大きな恩恵をもたらすと期待されています。
カンボジアの製造業は縫製業がメインでしたが、今後は自動車部品や電子部品といったより付加価値の高いものの製造割合が上がっていきそうですね!!
カンボジア経済の発展には欠かせない”産業の多様化”に向かって着実に進んでいってほしいです。
それではまた!!
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501680049/vehicle-imports-surge-amid-rising-demand-for-family-cars/
【カンボジア経済】ファミリーカー需要拡大!!自動車輸入が大幅に増加

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