カンボジア国立銀行(NBC)が提供するデジタル決済システム「バコン」の取引量が、同国のGDPの約330%に達し、急速な成長を遂げています。
NBCの最新データによると、2024年のバコンの取引総額は1506億1000万ドルに達し、取引件数も約6億800万件となり、前年から95%増加しました。
バコンは2020年に導入され、カンボジア国内で急速に普及し、現在3,000万のウォレットが登録され、450万以上の商店がバコンによる決済を受け入れています。
ブロックチェーン・イノベーション追跡サイトの大手COINGEEKによると、バコンの人気の理由は、従来の決済方法よりも手数料が低く、決済が迅速で、多くのシステムと互換性がある点にあります。
2024年半ばには観光客向けのモバイル決済システムが導入され、これにより、外国人旅行者もバコンを利用しやすくなり、取引の際には米ドルではなくクメール・リエル(KHR)の使用が推奨されます。
実際、バコンを通じたリエル建ての取引は急増しており、2024年の取引件数は前年から334%増加し、全体の49%を占めるまでになりました。
取引総額は183.74兆KHR(約458億ドル)で127%の増加となっています。
NBCのチア・セレイ総裁は、デジタル決済の拡大が金融包摂を促進し、貿易や経済活動を活発にすると強調し、カンボジア政府は、国内だけでなく国際的な決済システムとの接続も進めており、今後さらに利便性が向上することが期待されています。
バコンシステムを利用したQR決済(KHQR)の誕生により、カンボジアではバコンでの決済が急速に加速し、今ではどこに行ってもQR決済が当たり前の環境になりました!!
さらに、タイ、ベトナム、ラオスなどの同地域の国々とクロスボーダー決済の連携を進めています。
個人的にはクロスボーダーQR決済がもっと普及していく未来が楽しみで仕方ないです!!
それではまた!!
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501661162/bakong-volume-now-more-than-300-percent-of-cambodias-gdp/
【Bakong(バコン)】カンボジアの電子決済革命!!バコン取引量が急増

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