カンボジア国立銀行(NBC)とペイメントジャパン協会(PJA)は、カンボジアのQRコード決済「KHQR」と日本の「JPQR」を連携させるための覚書(MoU)を締結しました。
これにより、両国間のQRコードを使った越境決済が可能になります。
今回の取り組みは2段階に分かれており、まずフェーズ1では、カンボジア人が日本でJPQRコードをスキャンして支払うことができるようになります。
続いてフェーズ2では、日本人がカンボジアでKHQRコードを使って支払うことができるようになります。
このプロジェクトでは、カンボジア側でACLEDA銀行とSathapana銀行がスポンサー銀行に、日本側ではNETSTARS社が決済事業者に選ばれました。
両国の中小企業も、これにより外国通貨の両替なしで簡単に決済を受け入れられるようになり、ビジネスチャンスが広がります。
さらに、安全で迅速なリアルタイム決済により、企業運営の効率化が期待されています。この連携は、観光、貿易、投資の活性化を通じて、両国の経済成長にも貢献する見込みです。
このMoUは、2023年12月にNBCと日本の経済産業省(METI)が締結した協力覚書(MOC)に基づいています。また、フン・マネト首相と岸田文雄首相が出席した重要な式典で正式に発表されました。
フェーズ1は、2025年4月から10月にかけて開催される「大阪・関西万博」に合わせて開始される予定で、フェーズ2は2025年末までに展開される計画です。
NBCとPJAは、両国の官民パートナーと連携しながら、円滑なシステム構築を目指しています。
また、NBCによれば、カンボジアのバコンシステムを利用した取引も急増しており、2024年までに登録ユーザーは64万2500人に達し、取引回数は前年より大きく増加しました。
特にリエル建て取引は前年比334%増の約3億件となり、米ドル建て取引も133%増加しました。
取引額でも、リエル建ては約458億ドル、米ドル建ては約1048億ドルに達しています。NBCは、バコンシステム内でのリエル利用が着実に伸びていると報告しています。
ついに連携開始ですね!!
一般化されるのには相当な時間がかかると思いますがカンボジアと日本の送金革命の大きな一歩が踏み出されました。
カンボジアにゆかりのある日本人にとっては最高のニュースですね!!
今後の運用が楽しみです!!
それではまた!!
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501675369/cambodia-japan-launch-cross-border-payment-collaboration/
【カンボジア経済】カンボジアと日本が越境QRコード決済の連携を開始!!

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