カンボジアの外貨準備高は2023年に前年比12.3%増の200億ドルに増加したとカンボジア国立銀行(NBC)が発表しました。
NBCの管理下にある外貨準備には、外貨、金、特別引き出し権が含まれます。
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カンボジア国立銀行のセレイ総裁は中央銀行年次総会の開会式で、「我が国の外貨準備は今後7カ月以上にわたって商品とサービスの輸入を確保できる」と述べました。
また、同氏によると、国際金融市場の不確実性と先進国の高い基準金利により一部の国の中央銀行の外貨準備高が大幅に減少しているものの、カンボジアの外貨準備高は依然として高い状態であるとのことです。
一般的に外貨準備高が高いと対外債務の返済能力が高いと評価されて、国際的な信用力の増加につながるとされています。
この200億ドルがどのくらいの立ち位置なのかよくわからなかったので、調べてみると2022年時点の国別ランキングがあったのでリンクを貼っておきます。
こちらを見ていただくとわかる通り、2022年時点でカンボジアの外貨準備高は約147億ドルで「世界63位/178カ国」にランクされています。
ASEANに絞って表にしてみました。
順位 | 国名 | 2022年外貨準備高 |
---|---|---|
1 | シンガポール | 約2876.7億ドル |
2 | タイ | 約2022.7億ドル |
3 | インドネシア | 約1326.4億ドル |
4 | マレーシア | 約1123.9億ドル |
5 | フィリピン | 約868.5億ドル |
6 | ベトナム | 約865.4億ドル |
7 | カンボジア | 約147.3億ドル |
8 | ミャンマー | 約72.2億ドル |
9 | ブルネイ | 約47.7億ドル |
10 | ラオス | 約12.1億ドル |
数字の大きさだけでは判断できないことが多くあると思いますが、この順位は国の発展具合に比例しているように感じます。
カンボジア経済は2023年に5.5%成長し、インフレ率は昨年の5.4%から2.1%に低下しました。
ようやくパンデミックのダメージから回復し、更なる経済成長の準備が整ったような気がします!!
それではまた!!