チャム・ニムル商務大臣は、カンボジア国外でクメール製品の市場を拡大するため、国内企業、特に中小企業に対し「CambodiaTrade」に製品を登録し、Alibaba.comに参加する可能性を検討するよう奨励しました。
CambodiaTradeは、カンボジア商務省が運営する電子商取引マーケットプレイスで、 カンボジアの中小企業が国内および国境を越えた市場で潜在的顧客に製品をオンラインで販売できるように支援すべく立ち上げられました。
しかし、国内ではフードパンダやNham24、GrabフードやE-Getsなどが主流のため、CambodiaTradeは特に流行っている感じはしません。
国外への越境ECのプラットフォームとしてもうまく機能しているかといえば、まだまだかと思いますので、Alibaba.comをうまく活用することを奨励しているという感じだと思います。
ニムル氏は、10社のクメール企業がAlibaba.comで自社の製品やサービスをうまく紹介していると述べ、商工省の目標は、今後数か月で地元企業の参加を2~3倍に増やすことであるとしています。
個人的な見解ですが、カンボジアの越境ECには大きな可能性があると考えています。
複数の国と陸で接していてメコン川と海に港があり、東南アジアの中心部に位置していることは大きな強みかと思います。
また、現時点でもECや越境ECでものを買ったりしている人が多いので、プラットフォームの利用ハードルも高くはない状態かと思います。
一方で、原材料を加工する能力が低いのと、物流インフラがまだまだ整備中であることから輸出においてはこのポテンシャルを活かせていないと感じますので今後の発展に期待です。
二国間自由貿易協定を締結している中国、韓国、そしてRCEP加盟国へ特恵関税で輸出できることと、クロスボーダーQR決済が普及の可能性を考えると、この地域の越境ECはかなり活発になると思うので今後注目しておきたい分野ですね!!
それではまた!!