カンボジアの輸出業界にとって明るいニュースです。
アメリカのドナルド・トランプ大統領は、カンボジア製品に対する輸入関税を従来の36%から19%へと大幅に引き下げることを承認しました。
この新しい税率は2025年8月1日から適用され、ワシントンで改定された最新の国際関税表の一部として発効されます。
ソース:https://www.whitehouse.gov/presidential-actions/2025/07/further-modifying-the-reciprocal-tariff-rates/
この関税の引き下げはカンボジアだけでなく、タイにも適用され、両国はインドネシア、マレーシア、フィリピン、パキスタンなどのアジア諸国と共に、米国の貿易政策の見直しに基づいて、共通の関税率19%の対象となります。
アメリカはカンボジアにとって非常に重要な貿易相手国であり、2024年にはカンボジアからアメリカへの輸出額が80億ドルを超えました。
そのうち約70%は衣料品や繊維製品で占められており、関税の高さが現地工場の経営に大きな影響を与えていました。
36%という高い税率は、以前から工場経営者や労働組合の間で問題視されており、長期的に続けば雇用の減少や工場閉鎖のリスクが懸念されていたのです。
今回の措置は、こうした懸念に対する大きな救済となり、雇用の維持や輸出競争力の回復に貢献すると期待されています。
カンボジアの総輸出の約38%が米国向けであることを考えると、この関税率の引き下げはカンボジアにとってかなりポジティブな内容になりますね!!
引き続き貿易の多様化を進めていくことに期待しつつ、米国への輸出もこれまで通り行われることを祈ります。
最近ネガティブなニュースが続いていましたので、この朗報は嬉しいですね!!
それではまた!!
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501730326/breaking-u-s-slashes-tariffs-on-cambodian-goods-from-36-to-19/
【カンボジア経済】米国政府はカンボジア製品の米国向け関税を36%から19%に削減

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