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【カンボジア経済】AMROがカンボジアの経済成長率予測を下方修正

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シンガポールに拠点を置くASEAN+3マクロ経済調査事務所(AMRO)は、2025年と2026年のカンボジア経済の成長率予測を引き下げました。
最新の報告によると、2025年の成長率は5.2%と予測され、4月時点の予想(5.8%)から下方修正されました。
2026年の予測も6%から4.7%に引き下げられています。
これは、米国の関税政策など、世界経済の不確実性の影響によるものです。


それでもカンボジアは、ASEAN諸国の中ではベトナム(2025年7%、2026年6.5%)とフィリピン(2025年5.6%、2026年5.5%)に次いで3番目に高い成長率が見込まれています。
ASEAN+3(ASEANに中国、日本、韓国を加えた地域)全体では、2025年に3.8%、2026年に3.6%の成長が予測されています。


また、インフレ率については、カンボジアの消費者物価指数(CPI)は2025年に2.5%、2026年には2.3%で安定すると見込まれています。
AMROによれば、世界的な原材料価格の落ち着きや需要の低下により、地域全体でもインフレ率は1%前後と低水準にとどまるとされています。


今回の下方修正には、特に米国が8月1日に予定している関税引き上げが影響しており、これにより米国の需要減退、投資の不透明化、消費者心理の悪化が懸念されています。
AMROは、2026年にはこの影響がより強く表れると予想しています。


カンボジア・中国商業協会のロー・ヴィシェット副会長は、ポスト紙に対し、カンボジアの経済成長はコロナ後も5〜6%の範囲で安定しており、今回の予測は特に異常ではないと述べました。
また、安定した成長は、米国、EU、日本、ベトナムなど多様な輸出先へのアクセスによるものだとし、今後は英国や中東など、自由貿易協定を締結した新たな市場への輸出拡大が重要だと強調しました。


AMROは次回の地域経済見通しを10月に公表する予定です。
次回の見通しにはタイとの国境紛争の件も考慮されるのでしょうか。
カンボジアにとっては試練が続きますが、これを乗り越えて更なる成長を期待します!!


世界銀行の予測については以前記事にしたので、参考にしてみてください。



それではまた!!


参考記事:https://www.phnompenhpost.com/business/amro-lowers-cambodia-s-2025-economic-growth-forecast-to-5-2-

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