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【カンボジア経済】2025年第一四半期に過去最高の輸出額を記録

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カンボジアの繊維・衣料品輸出は2025年1〜3月に過去最高額の約35億ドルに達し、前年同期比で20.1%増という記録的な成長を遂げました。
労働職業訓練省の報道官スン・メサ氏によると、アメリカ(25.7%増)、欧州(20.8%増)、日本(19.9%増)、英国(5.6%増)、ASEAN諸国(24%増)と、主要市場への輸出が全体的に好調だったといいます。


この成長の背景には、アディダスやナイキなど国際的ブランドからの受注増加があり、カンボジアの安定した品質とサプライチェーンへの信頼が高まっていることが挙げられます。
また、工場運営支援や投資誘致、法整備を通じた製造業の後押しなど、政府の政策的支援も大きな要因です。


メサ氏はさらに、労働者の技能向上と労働環境の改善も成果の一因であるとし、政情不安が続く他国からカンボジアへの発注シフトも影響していると述べました。
全国労働組合のスーン委員長も、産業の安定と外国投資の継続により雇用が増加していることを認め、政府への信頼感の高さを指摘しています。


また、5月1日の国際メーデーでは、労働大臣ヘン・スール氏が労働者を「経済の血管」と称し、国の発展に欠かせない存在だと強調しました。現在、国内には1,608の工場があり、主に女性を中心に約91万3,000人が働いています。政府は引き続き投資を促進し、雇用創出に力を入れていく方針です。


この数字はまだ、米国関税ショック前の数字ですので、次の四半期の数字には注意する必要があります。
関税49%については現在90日間の停止中ですが、すでに関税10%は実行されているので少なからず第二四半期に影響はあると思います。


今後のカンボジアの対米輸出の課題は「原産地証明」と「関税交渉」かと思います。
しっかりと情報を追っていこうと思います。
また、これを機に輸出の多様化に向かっていってくれることを願います。


それではまた!!

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