“ゆる旅” 5州目。
バンテアイミアンチェイ州の旅の目的は、「JAMS」さんの活動の見学。
「JMAS」とは、認定非営利活動法人 日本地雷処理を支援する会(Japan Mine Action Service―JMAS)で、カンボジアを含め海外で地雷・不発弾の除去を主体として、インフラ整備、農業支援などの国際貢献活動を行っている団体です。
認定特定非営利活動法人 日本地雷処理を支援する会 (jmas-ngo.jp)
「カンボジア」=「地雷」をイメージする人も多いと思います。
しかし現在、地雷の被害や地雷撤去の状況についてどうなっているのか…、私は何も知りませんでした。
そこで、現在地雷撤去活動をされている「JMAS」さんに、アポイントメントをとって見学させていただきました。
バンテアイミアンチェイ州の中心地「シソポン」から、車で40分程。
見渡す限りの草原。
でも、そこは「地雷原」。
「ここは、歩いても大丈夫です。許可していない場所には行かないでください。」
その言葉で、ここはただの草原ではないことを実感しました。
はじめに活動の状況や目印の意味、見学にあたっての諸注意を聞いて作業中の場所へ。
地雷撤去作業を行っている現場は本当に過酷でした。
容赦なく照り付ける太陽。
重い防護服、金属探知機に視界を制限されるヘルメット。
一歩間違えれば、命に関わる気の抜けない作業。
約20年以上続いた内戦によってカンボジア全土には埋められた地雷は400万~600万個と言われています。
現在も残り716平方キロメートル地雷と不発弾を除去する必要があり、110万人以上のカンボジア人が未だに地雷のために恐怖の中で生活しているそう。
しかし、こんな気の遠くなる状況の中でも「地雷原を絶対安全な土地に。」と、カンボジアの人々と協力し、専門的な知識と経験を活かして地雷撤去の指揮をとって活動する日本人がいること。
自分の人生をかけて、カンボジアの未来のために地雷撤去に臨むカンボジア人がいること。
今回の旅で、また違うカンボジアの一面を見ることができました。
様々な形で国を支えるカンボジアの人々、そして日本人。
さらにカンボジアについて学ぼうと思えた旅でした。
私たちの見学の感想は、JMASさんのクラウドファンディング上で紹介していただきました。(現在、クラウドファンディングは目標を達成し終了しています。)
日本人3名の方に活動現場を見学頂きました! 地雷処理活動地域周辺の学校の子供たちに、清潔なトイレと手洗い場を!(日本地雷処理を支援する会 2022/11/30 投稿) – クラウドファンディング READYFOR
それでは~!
ライターさんの紹介!!
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座右の銘:生きてるだけで丸儲け、死ぬこと以外かすり傷。
旅のモットー:他力本願。ハプニングはネタ。
クメール語勉強中、英語永遠に勉強中、カンボジア生活2年になりました。思いつきで始めたカンボジア25州制覇の道のりをゆる〜く発信。よろしくお願いします!