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【カンボジア経済】次のステージへ!!米国との関税交渉第3ラウンドへ前進

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カンボジアのスン・チャントール副首相は、6月4〜6日に行われた米国との第2次関税交渉の後、6月16日に3回目の交渉に向けた重要な文書を提出すると発表しました。
提出されたのは、アメリカ製品への関税率、遵守要件、課税枠組みに関する3つの文書で、これらは今後の交渉の基礎となるものです。
チャントール氏は、これまでにワシントンD.C.で5月と6月に2度の対面会談を行い、さらにオンライン会議も2回実施したことを明かしました。
第2次関税交渉の内容はこちらです。



第3回交渉は米国通商代表部の文書確認後に日程が決まる予定で、カンボジア側は今回の交渉で成果が得られると期待を示しています。
副首相は、交渉には回数を重ねることが必要で、1〜2回で結果を出すのは現実的でないと述べ、現在の進展は順調だと強調しました。
また、フン・マネト首相の主導する政府の政策は、国際市場へのアクセス拡大や外国投資誘致を目指した広範な戦略の一環であり、今回の交渉もその一部です。


カンボジア米国商工会議所副会長のアンソニー・ガリアーノ氏は、「相互関税措置停止期間の90日間で90件の貿易協定を結ぶ」という米国の目標は、各国に交渉と実行の準備期間を与えるための一時的な猶予措置だと説明しました。
米国は厳しい関税措置の代わりに、個別の国ごとの協定を通じて市場アクセスや投資条件の改善、関税削減を目指しており、これは多国間協定からの大きな転換です。


しかし、これまでに合意に至ったのは英国と中国との2件のみで、全体の目標には大きく遅れています。
カンボジアは積極的に交渉を進めており、既に2回の会合と提案文書の提出を完了。
各国には7月8日までに最善の提案を出すよう求められていますが、ガリアーノ氏は中東情勢などの影響で、この期限が延期される可能性があると見ています。


カンボジアは他国に先駆けて積極的に交渉を進めており、成功に向けて期待が高まります。
米国関税ショックによりカンボジア製品には49%の関税がかかる予定になていますが、現在はベースライン10%のみの適用で追加分については90日間の停止中です。
今後のカンボジア政府の交渉には注目せざるを得ませんね。
引き続き、情報を追っていきます。


それではまた!!


参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501702920/chanthol-assures-us-tariff-talks-success-in-r3/

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