カンボジアの定期預金の魅力は十分に理解しているけど、日本と違って元本保証がないから倒産した場合のリスクを考えると悩んじゃうな…
カンボジア定期預金へ一歩踏み出すかどうか検討している人の悩みは、ほとんどがこの悩みだと思います。
僕もカンボジアで初めて定期預金をするときは同じ気持ちでした。
カンボジア定期預金についてよく分からないという方はこちらの記事を先に読んでください。
そんなあなたの悩みを少しでも解消したい!!と思い、
世界最大の格付け機関である「S&Pグローバル・レーティング」によるカンボジア最大手銀行のアクレダ銀行のグレードを調査してみました。
信頼度の高い情報をもとにアクレダ銀行が世界的にどのような評価を受けているか知ることは、1つの判断基準になると思いますので参考にしてみてください。
ちなみに僕は一歩踏み出して定期預金を組むことで、
定期的に利息が入るという「安心感」を手に入れることができました。
このご時世、収入や老後資金のことが何かと心配ですよね…
僕はその解決策の1つとして高金利で米ドル預金のできるカンボジアで定期預金を組んでいます!!
・アクレダ銀行の信用格付け
まずは、S&Pグローバル・レーティングとは何か?
を簡単に説明します。
アメリカ合衆国・ニューヨーク市に本部を置き、世界26ヵ国にオフィスを展開している世界最大手の格付け機関であり、金融商品または企業・政府などの信用状態に関する意見及び投資情報を提供しています。
この機関によってカンボジア国内の銀行で1番最初に格付けされたのがアクレダ銀行です。
そして最近(2020年12月21日)クメールタイムズが、S&Pによるアクレダ銀行のスタンドアローン評価は「bb-」から「bb」にアップグレードされ、銀行の全体的な信用格付け(発行体格付けに当たると思います)は「B+」であると報じました。
アクレダ銀行のWEBサイトからも確認できます。
・スタンドアローン評価とは、発行体の信用力に関する情報を提供するために格付けの一要素として付与されるものであり、格付けとは異なります。
簡単にいうと、スタンドアローン評価は格付けの基準となるS&Pの意見であるということです。
スタンドアローン評価のカテゴリーは「aaa」から「d」で構成され、発行体格付け「AAA」から「D」に対応する。
引用元:一般格付け規準:スタンドアローン評価は格付けの一要素
発行体格付けが「D」または「SD」の発行体には、スタンドアローン評価の「d」または「sd」をそれぞれ用いる。
スタンドアローン評価が格付けではなく、格付けの一要素であることを表すために、同評価記号には小文字のアルファベットを使用する。
スタンドアローン評価を精緻化することを目的として、発行体格付けと同様、プラス(+)またはマイナス(-)の記号を用いて評価カテゴリーを細分化する。
ただし、プラス・マイナスを用いずに、カテゴリーのみで表す場合もある。
カテゴリーベースか、細分化ベースかを判別しにくい場合には、文言で補足する。
上記に従って、アクレダ銀行のスタンドアローン評価である「bb」や、発行体格付け「B+」はどの程度の立ち位置なのか確認していきましょう。
発行体格付け(長期発行体格付け) | |
---|---|
グレード | 内容 |
AAA | 債務を履行する能力は極めて高い。最上位の発行体格付け。 |
AA | 債務を履行する能力は非常に高く、最上位の格付け(「AAA」)との差は小さい。 |
A | 債務を履行する能力は高いが、上位2つの格付けに比べ、事業環境や経済状況の悪化からやや影響を受けやすい。 |
BBB | 債務を履行する能力は適切であるが、事業環境や経済状況の悪化によって債務履行能力が低下する可能性がより高い。 |
BB | より低い格付けの発行体ほど脆弱ではないが、事業環境、財務状況、または経済状況の悪化に対して大きな不確実性、脆弱性を有しており、状況によっては債務を期日通りに履行する能力が不十分となる可能性がある。 |
B | 現時点では債務を履行する能力を有しているが、「BB」に格付けされた発行体よりも脆弱である。事業環境、財務状況、または経済状況が悪化した場合には債務を履行する能力や意思が損なわれ易い。 |
CCC | 債務者は現時点で脆弱であり、その債務の履行は、良好な事業環境、財務状況、および経済状況に依存している。 |
CC | 債務者は現時点で非常に脆弱である。 |
プラス記号 (+) とマイナス記号 (-) :「AA」から「CCC」までの格付けには、プラス記号またはマイナス記号が付されることがあり、それぞれ、各カテゴリーの中での相対的な強さを表す。 | |
R | 財務上の問題が理由で規制当局の監督下に置かれている債務者に付与される。規制当局の監督下にある間は、当局が特定の種類の債務について他の債務より支払いを優先させる権限を持つことがある。 |
SD および D | 債務の少なくとも一部(格付けの有無を問わない)が予定期日に履行されなかったことを示す。「D」は、債務者が全面的に債務不履行に陥り、全て、または実質的に全ての債務について期日に支払を行わないとスタンダード&プアーズが判断する場合に付与される。「SD(Selective Default:選択的債務不履行)」は、債務者がある特定の債務または特定の種類の債務を選択して不履行としたものの、その他の債務については期日通りに支払いを継続するとスタンダード&プアーズが判断する場合に付与される。 |
N.R. | 当該発行体が格付けされていないことを示す。 |
引用:Wikipedia
このような評価をアクレダ銀行は受けています。
ちなみに、「bb」や「B+」という評価は「安定した見通し」の部類に入るようです。
評価「bb」「B+」です!!
と言われても全然ピンと来ないと思うので比較として日本の3メガバンクの評価をみてみましょう。
※カンボジアの大手銀行であるABA BANKの長期発行体格付けは「B+」
ちなみに世界マップ(Countries by Standard & Poor’s Foreign Rating)はこちらです。
カンボジアは「B」という評価のようです。
隣国のベトナムは「BB」、タイは「BBB」です。
日本は「A」です。
すごく妥当な評価だと感じますね!!
これからカンボジアも隣国のように徐々に信用格付けのグレードが上がって行くのでしょう!!
・最後に
高金利の定期預金や高利回りの投資には少なからずリスクを伴います。
だからこそ、正確な情報を自分で調べて納得できた時に初めて一歩踏み出すべきだと思います。
僕がカンボジアで定期預金を組んでいるのは、隣国と比較して総合的にリスクが低いのにも関わらずリターンが大きいからです。
需要が増えれば金利は下がるのが常ですので、今カンボジア定期預金に興味のある方はぜひ先行者優位を掴んでください!!
カンボジアが今後急激に経済成長するであろう根拠や情報は、このブログで惜しみなく発信しているので暇な時に覗いていただけると嬉しいです。笑
ちなみに、現在カンボジアでアクレダ銀行の口座開設サポートセンターを運営しています。
日本からの書類郵送で口座開設のサポートも行なっていますので、
興味のある方はこちらからご連絡ください!!もちろん質問だけでも問題ありません!!
※口座開設のサポートは現地スタッフ(日本語ペラペラ)が対応させていただきます。
それではまた!!