コロナウイルスによる死亡者数の増加とロックダウン状態にもかかわらず、ベトナム最大の都市ホーチミンではではコンドミニアム価格が上昇しているとクメールタイムズが報じました。
ベトナムのBatdongsan.comによると、340万人が住むホーチーミン市では先月のコンドミニアム価格が前年比で9%上昇したと述べているようです。
ホーチミンは100日以上ロックダウンされており、どうしても必要な場合を除いて、居住者は家にいるように命じられています。
しかも、2020年8月と比較してオンラインのコンドミニアム検索は先月23%減少しているとのこと…
この状況下でどうやってコンドミニアムの価格が上昇するのか?
クメールタイムがこの理由を述べていたのでまとめてみます。
・証券から不動産へ資金が流れつつある
・コロナ禍にも関わらず経済成長が堅調な為、個人の購買力が高い
なんとも言えない感じですが、上記が価格上昇の理由みたいです。
では、プノンペンのコンドミニアム価格が下落しホーチミンは上昇するのは何故なのか?
と考えると、やはり内需の差だと思います。
「所得の差」「不動産市場の発展の差」これは言うまでもありませんが、外国人へコンドミニアムの所有権を与えているかいないかも影響していそうです。
カンボジアでは外国人にコンドミニアムの所有権を与えることにより、近年一気にコンドミニアム価格が上昇しました。
そのため、現時点で首都プノンペンのコンドミニアムに関しては一般の地元の人が購入できる価格では無いのが現状です。
一方でベトナムに関しては外国人がコンドミニアムの完全な所有権を持つことはできず、長期使用権の譲渡になるようです。
このことからも、外国人投資家に偏った開発がプノンペンよりも少なく、バランスが取れていると予想することもできるのではないでしょうか。
コロナによる外国人投資家の減少により、プノンペンの不動産は外国人向けから内需向けに移行しています。
このことからも、個人的には現在のプノンペンのコンドミニアム価格の下落はあまり悲観的には感じておらず、今後のカンボジア不動産市場の発展のための基盤づくりになっているのでは?と楽観的に考えています。
さらに、金融革命、デジタル革命が起き始めているカンボジアですので、今後の住宅ローンの整備にも期待できそうですね!!
こちらもあくまで個人的な意見を述べますが、良くも悪くもコロナの影響でカンボジアは全体的に未来ある正しい方向へ軌道修正をしているように思います。
やはり目が離せません。
それではまた!!