6州目に旅をしたのは、「タケオ州」。
「タケオ州」と言ったら絹織物!!
「タケオ州」は、カンボジアでも絹織物で有名な州。
内戦や時代のあおりを受けながらも、今なお絹織物の技術は現地の人たちによって守り継がれています。
カンボジア人の友人の住む地域でも絹織物を織っていると聞き、見学兼購入に伺いました。
「現地の人が織る本物の絹織物を購入したい!!」そう思ったのです。
お宅に到着すると、友人のお父さんとお母さんが出迎えてくださり、一つの絹織物ができるまでの工程を説明していただきました(友人が日本語に通訳してくれました)。
まずは、真っ白なシルク糸を様々な色へ染めていきます。
そのために、シルクの束に絵柄通りに糸を巻き付け、染める場所と染めない場所に分けていきます。
こういった柄は、先代が作ってきた柄を受け継いだり、自分で考えてオリジナルの柄を作ったりするそう。
オリジナルの柄を考えるのは難しく、新しい柄を考案できる人は少ないらしいです。
出来上がった糸は、糸車でくるくると巻いていきます。
糸ができると、それを一本一本手織り機にセッティングして、やっと機織りに。
糸と糸との間に糸を滑らせて、柄をそろえて「トントントンッ!!」
気の遠くなるような作業…。
しかし、気づけば1cm、5cm、10cmと長くなっていく布。
ひとおり ひとおり 丁寧に確かな技術で作り上げられる絹織物。
作る工程や作る人の笑顔を見て、さらにタケオの絹織物の価値を感じました!
さて、見学が終わったらお楽しみのお買い物。
私たちが来るというので、村中の織物をかき集めてくれました(普段は一つできたら、すぐに売りに行くらしい。)
太陽の光できらきらと光る織物。
一つ一つ広げては合わせて…。
大満足のお買い物ができました!!
しかし、タケオの織物を受け継いでいく人はどんどんと少なくなっているそう。
大量生産された輸入品の絹織物に量も価格も負け、若者はもっと稼げる仕事に就くため他の仕事を。
織物の技術は引き継がれません。
内戦時代も生き抜いてきた素晴らしい技術。美しい絹織物。
現代に合った方法で残していけないものか、と考えさせられました。
それでは~!
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1か月前くらいからご相談いただければ、友人のご家族に今回のような体験&購入をお願いできます!
ご興味のある方は、ご連絡ください!!
ライターさんの紹介!!
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座右の銘:生きてるだけで丸儲け、死ぬこと以外かすり傷。
旅のモットー:他力本願。ハプニングはネタ。
クメール語勉強中、英語永遠に勉強中、カンボジア生活2年になりました。思いつきで始めたカンボジア25州制覇の道のりをゆる〜く発信。よろしくお願いします!
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