カンボジアでは現在、運輸・物流網の近代化を目指した大規模なインフラ整備が進められており、今後の経済成長、貿易、観光、物流の中心地としての地位向上が期待されています。
以下が主なプロジェクトです。
■ シハヌークビルの発展
- シハヌークビル特別経済区(SSEZ) には200以上の国際企業が進出。
- プノンペン-シハヌークビル高速道路 により物流が改善。
- シハヌークビル国際空港 は2026年に向けて拡張工事中。
- シハヌークビル自治港(PAS) も大規模改修中で、2032年には300万TEUの取扱能力を目指す。大型船の直接寄港が可能に。
■ 新空港:テチョ国際空港(首都プノンペン南部)
- 2025年7月開港予定。
- 年間1,300万〜1,500万人の乗客に対応可能で、将来的には最大4,500万人まで拡大予定。
- カンボジアを国際航空拠点に押し上げるプロジェクト。
■ フナン・テチョ運河(FTC)
- プノンペンとケップ県を結ぶ全長150km以上の大型運河。
- 総費用は17億ドル。中国とのBOT方式で建設中。
- 完成すれば物流コストを最大70%削減し、港湾依存を減らすと期待。
■ 鉄道の開発
- 2028~2033年にかけてプノンペンとシハヌークビル、ポイペト(ベトナム国境)、バベット(ベトナム国境)を結ぶ高速鉄道を整備予定。
- プノンペンと新空港、シェムリアップ市と空港を結ぶ新路線も計画中。
- ASEAN鉄道網との連結を目指す。
■ 高速道路と橋の整備
- プノンペン-シハヌークビル高速道路はすでに開通。
- プノンペン-バベット高速道路は2027年完成予定(138km)。
- プノンペン-シェムリアップ-ポイペト高速道路の計画も進行中(総延長400km、費用42億ドル)。
これらのプロジェクトは、国内外の投資を促進し、カンボジアの経済的競争力と地域連携を強化することを目的としています。
2030年〜2033くらいまでにインフラ整備は急加速し、人と物の行き来が増えて、カンボジアの経済が大きく成長していくことになりそうです。
そのインフラを活かしてその先の未来も持続的に成長していってくれることに期待です!!
まずはこの5年間のカンボジアに大注目です!!
それではまた!!
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501683268/top-5-infrastructure-projects-changing-a-nation/