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【カンボジア経済】IMFによる2025年世界経済成長率予測が大幅に下方修正へ

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国際通貨基金(IMF)は4月発表の「世界経済見通し(WEO)」で、2025年の世界経済成長率予測を1月時点の3.3%から2.8%に大幅引き下げました。
報告書は、米国が相次いで導入した関税措置と、それに対抗する各国の対応が、4月2日時点で実効関税率を過去100年で最も高い水準に押し上げたことを「大きなマイナスショック」と位置づけています。
こうした予測不可能な貿易政策が企業活動や投資、消費に悪影響を及ぼし、成長見通しを押し下げていると分析しています。


IMFチーフエコノミストのピエール=オリビエ・グルンシャ氏は、「過去80年間維持されてきた国際経済システムがリセットされつつあり、新たなルールはまだ整備されていない」と警鐘を鳴らしました。
報告書では、2026年の成長率も3.0%にとどまり、2000~2019年の平均3.7%を大きく下回るとしており、見通し全体に下振れリスクが強まっていると指摘しています。


地域別では、米国の成長率見通しが1.8%と予測され、1月時点から0.9%ポイント低下。
政策の不確実性や貿易摩擦、需要減速が主因とされます。
ユーロ圏は0.8%、先進国全体は1.4%と予測。
一方、新興市場・発展途上国は3.7%に鈍化すると見込まれています。


報告書は、今後の下振れリスクとして「貿易戦争の激化」や「政策バッファーの減少」によるショック耐性の低下を挙げ、特に債務問題を抱える国では資産価格や為替、資本フローの急変動が金融不安定化につながる恐れがあると警告しています。
そのうえで、IMFは「貿易政策の安定回復と互恵的協定の構築」を最優先に、明確で予測可能な国際貿易ルールの再確立を強く求めています。


カンボジアの経済成長率予測の見直しも今後行われると思います。
米国関税ショック以前は、政府の2025年の経済成長率予測は6.3%、世界銀行は5.5%を予測しています。
おそらく、これらの予測は大幅に見直しされると思いますが、悲観的になりすぎずに見守っていこうと思います。


それではまた!!


参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501673893/imf-downgrades-global-growth-forecast-to-2-8-percent-in-2025/

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